fairy3 空の物語 中

【アク】

『ふ〜ん……なるほどね。じゃあアガットはシアンと一緒に深淵に落ちたんだね』

『はい……私たちも付いていながら申し訳ございません』

イェーナは悔しい顔を浮かべると頭を深々と下げる。

バーントも無表情のまま頭を下げる。

そんな二人の姿を見て俺は軽く笑った。

『別に気負いする事はないさ。アガットがそう行動を取ったって事は、彼なりの考えがあるかもしれないからね』

『しかしアク様。深淵に落ちた者がこちらに帰って来る手段はあるのでしょうか?』

イェーナの質問に俺が数秒考えていたら結論を出した。

『あるには、ある』

『ほ、本当ですか!』

『でもそれはあの二人が自分たちで見つけないと行けない事だ』