fairy3 空の物語 中

『お前らいい加減にしろ。くだらない喧嘩を続けるつもりならここに置いて行くぞ』

オルドの言葉を聞いた二人は直ぐに離れた。

『この続きは帰ってきてからね』

『嫌よ』

でもなんだかんだで仲良いのかな?

「もしかして俺と一葵が言い合っている時って、あんなふうに見えたりするのかな?」

首を傾げる優空君を見た私と未来は一緒に頭を縦に振った。

『奇跡。私たちは先に行こっか』

「ああ」

奇跡はシンクとリンクをすると扉を開けようとしている、オルドのもとへと歩いて行く。

『奇跡。お前は先に行って扉の場所を把握しておいてくれ』

「そういうのはお前の方が得意だろ?」

『俺はあいつらを連れて行く義務がある。お前ならその鍵を使えば直ぐに戻って来れるだろ?』

「……分かった」

奇跡はしぶしぶ頷く。

それを確認したオルドは鍵を使って扉を開ける。

奇跡は真紅の光を身に纏うと先に扉の中へと入って行った。