fairy3 空の物語 中

『本当にこの先の闘いで犠牲が必要になるのなら、未来がその子に手を差し伸べて行くのよ』

「私が?」

『誰も犠牲を出したくない。その願いはいつかきっと未来の力に繋がると思うのよ』

そう言って思いっきり微笑んで見せたローザがとても輝いて見えた。

そして私も自然と笑顔になれた。

こんなところで立ち止まるわけには行かない。

ローザの言う通りだれかを犠牲にしてしまうなら、離れてしまいそうなその手に私は全力で手を差し伸べたい。

その手を掴んで誰も犠牲になんてしない。

大丈夫。

奏佑たちは絶対生きている。

必ず見つけ出してこの手を差し伸べるんだ。