fairy3 空の物語 中

「私も参加します」

『雪菜……』

「本当はこの話しをシアンから直接聞きたかった。でもシアンが言いたくなかった気持ちも分かったから」

『……っ』

シアンは苦しい表情を浮かべると私から目を逸らした。

「シアンは私に心配をかけたくなかったんだよね?」

『それは……』

「でも私のことちゃんと信じてよシアン。あなた一人だけ悩むことなんてないんだよ?」

『……っ』

シアンは私に目を戻すと軽く頷いた。

『じゃあお前たちと奇跡は参加ということでいいな?』

「構わない。いつ頃行くんだ?」

『予定しているのは明後日だ』

「了解。時間とか決まったらまた呼んでくれ」

奇跡はアカツキたちにそれどけ言うと部屋から出て行った。

私はそんな奇跡の後ろ姿を見つめた。

奇跡は変わらず私たちに力を貸してくれている。

でも奇跡のことについても分からないことはたくさんある。

いつか自分のことを話してくれる日が来るのだろうか?