『シアン。みんなにお前の生まれた意味と、お前が持っている使命について全て話す。いいな?』
『……いいよ』
シアンは力弱くそう応えると視線を下に投げた。
『シアンは……。シアンとリヤンはアクを倒す為だけに生み出された妖精なんだ』
「えっ……」
「アクを倒す為だけに?」
オルドの言葉にみんなは首を傾げた。
もちろん私も一緒に。
『ヴィーナスはアクが将来的に何か問題を起こすと考えた。きっと自分では止められない。ならアクを止める者たちを作ろう。そう思ったヴィーナスは二人を生み出したんだ』
『何それ? そんな話し初耳なんだけど?』
クレールは視線を下に投げているシアンを睨みつけた。
『しかし二人が生まれた時、アクはリヤンの存在する意味に一早く気づき、まだ赤子の妖精だったリヤンをキセキの泉へと放り投げたんだ』
『ちょ、ちょっと待ちなさいよ。キセキの泉に投げ入れられたのに、何でリヤンは生きているの?! あの泉に落ちたら這い上がってくるのが難しいってことくらい、みんな知っているはずよ?』
『ローザの言う通りだ。キセキの泉に落ちたら這い上がってくるのは難しい。だがリヤンは無の妖精だ。泉に落ちたくらいで死ぬなんてことはないんだ』
じゃあ自分の力を使ってずっと泉の中で暮らしていたってこと?!
『あら、だったら少しおかしいわね。アクを倒す為にシアンも生み出されたなら、何でシアンの力はリヤンより劣っているのよ?』
クレールの質問に対して答えを求める様にオルドはシアンに目を向けた。
それに気がついたシアンは顔を上げると話し始めた。
『……いいよ』
シアンは力弱くそう応えると視線を下に投げた。
『シアンは……。シアンとリヤンはアクを倒す為だけに生み出された妖精なんだ』
「えっ……」
「アクを倒す為だけに?」
オルドの言葉にみんなは首を傾げた。
もちろん私も一緒に。
『ヴィーナスはアクが将来的に何か問題を起こすと考えた。きっと自分では止められない。ならアクを止める者たちを作ろう。そう思ったヴィーナスは二人を生み出したんだ』
『何それ? そんな話し初耳なんだけど?』
クレールは視線を下に投げているシアンを睨みつけた。
『しかし二人が生まれた時、アクはリヤンの存在する意味に一早く気づき、まだ赤子の妖精だったリヤンをキセキの泉へと放り投げたんだ』
『ちょ、ちょっと待ちなさいよ。キセキの泉に投げ入れられたのに、何でリヤンは生きているの?! あの泉に落ちたら這い上がってくるのが難しいってことくらい、みんな知っているはずよ?』
『ローザの言う通りだ。キセキの泉に落ちたら這い上がってくるのは難しい。だがリヤンは無の妖精だ。泉に落ちたくらいで死ぬなんてことはないんだ』
じゃあ自分の力を使ってずっと泉の中で暮らしていたってこと?!
『あら、だったら少しおかしいわね。アクを倒す為にシアンも生み出されたなら、何でシアンの力はリヤンより劣っているのよ?』
クレールの質問に対して答えを求める様にオルドはシアンに目を向けた。
それに気がついたシアンは顔を上げると話し始めた。



