「「………」」
いきなり割って入った声に、笑満とともに固まってしまった。
私が笑満を抱き寄せた格好のまんまで。
により。頼の口元が愉快げに歪んだ。
驚きに顔を蒼ざめているのは遙音先輩だった。
「よう、オト。知らねーの? 咲桜と笑満の仲って一年じゃ公認なんだ」
「マジで⁉」
「「………」」
このくそ優等生問題児……!
あることないこと――いや、今の発言はあることだけだったけど――吹き込みやがって……!
「先輩素直過ぎですよ! 頼の話なんて半分嘘だと思って聞いていいから!」
「え……あ、そうだよな、やっぱりそんな言われ方しないよな……」
私の言葉に安心が大きかったようで、安堵に顔を緩める先輩。
……ごめん、遙音先輩、その言われ方は真実です……。



