「だから、琉奏が俺を介するのは当然――だと思ってろ。お前はぐだぐだ考え過ぎなんだよ。理由がほしかったらそれっぽいモンでもテキトーにつけてろ。あれか? 俺が考えてやろうか?」 「………」 本当にこいつはずけずけ入ってくる。遠慮がない。 ……それこそが雲居降渡なんだが。 「お前に会いたいって言ってきてるんだ。会ってやれよ。りゅう」 「………」 降渡が机に投げた紙を拾う。 「………いつだ?」