急に、流夜くんの手が熱くなった。 私が顔をあげると、頭を押さえられてまた俯くようになってしまった。 「あの? 首痛いです」 「お前……爆弾ばっか落とすなよ……」 「いや、それは流夜くんの方かと」 「お前だよ。……頭沸騰しそうだ……」 「?」 「気にするな。戯言だ」 「ですか?」 一言にふされて首を傾げていると、流夜くんの手が私の髪を撫でた。 「偽婚約から、婚約に一歩前進ってことで、な?」 ぶっきらぼうな声。 恥ずかしいのかな? 私は嬉しい。 「はいっ」