「でも付き合わねーだろ。咲桜はそういうんじゃないし」
「そうだけどー。咲桜は咲桜で何故か神宮に惚れこんでるし」
「どういう意味だ」
「しかもトドメにこの前さ……」
無視された。
遙音も自分のペースに持って行くのがうまくなったな。
こういうときに親心が出る三人のうちの一人だったりする。
「頼に、咲桜と俺が似てるって言われた」
「……だからなんだ?」
似てる、か? 俺にはむしろ、咲桜は吹雪に似ている気がして危険視している。
「だから! もし笑満ちゃんが、俺と咲桜が似てるからすきだとか言われたらもう立ち直れなくなんじゃん! 俺が咲桜の二番煎じっつーか咲桜が同性で俺が異性だから付き合ったって構図になっちまうじゃねーか!」
「五月蠅い」
べしっと頭を叩いた。



