朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】



「昔話っつーか、離れてる間に何してたか、みたいな話になったんだ」


「うん?」
 

いきなり話しだしたな。


「……そんで、笑満ちゃんが頼の話、しだしたんだよ」


「………」


「頼が咲桜と同レベルなのはわかってんだけど――ヤローが笑満ちゃんと仲良くしてるのとか、なんかすげーむかついた。休みの日に一緒に遊んでた、とか、三人で出かけた、とか――俺の所為で笑満ちゃんの交友関係が狭まっちゃったから、何も言える立場にないのはわかってんだけど――でも、やっぱヤだった。そんで……反射的? なんかもー言わずにはいられない感じで、すきだって、言った」


「……それで松生はどうした?」


「泣かれた」
 

そこに繋がるのか。


でも、松生としては嫌な意味での涙ではないのではないか?