朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】



「お前は自信持つに値する努力をしている。自意識過剰になってはいけないけど、お前はもう少し自分認めて、自信持っていいと思うぞ」


「………」
 

遙音は目をぱちくりさせている。


「……神宮が教師みてえ……」


「現職教師だ。お前の中で俺ら、高校生のままなんだろ」
 

俺は軽くため息をついた。
 

出逢った頃、俺たちは高校生で、遙音は小学生だった。


遙音は今、出逢った頃の俺たちの年齢に追いつこうとしている。
 

……俺たちはうまくこいつを導けたんだろうか。
 

こっちに思いっきり足突っ込んで来やがるし、あまりよろしくない影響しか与えていない気しかしない。