朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】



「君が窮地に陥ったとき、どういう行動をするかも知っておきたいしね」


「………」
 

このくそSどもめ。


「邪魔はするつもりないけど、父親として君の査定はするつもりだよ」


「……ご随意に」


「はは。別にいじめたいわけじゃないよ。――そろそろ降りてくるかな」


「少し様子見て来ます」


「ああ。――ああそれから」


「はい?」


「私は君を息子扱いすることを決めたのは本当だよ。――大分前から」
 

ね。微笑で言われて面喰った。


「私は手加減なしだからね」
 

思わず大きく瞬いてしまった。
 

在義さんが余裕を失っている。


……俺に嫌がらせをして鬱憤をはらしているように見える。
 

そんなに千歳に関わるのが嫌なのか……。