朧咲夜3-甦るは深き記憶の傷-【完】




「――あのねえ、私も大概付き合いを認めないわけじゃない。――し、流夜くんは私を裏切ることはしないとわかっているからね」
 

在義さんの変わりように、咲桜に至っては若干泣きかけていた。


在義さんは続ける。


「まあ、邪魔してほしいんならするけど。いいの? 流夜くん」


「邪魔はしてほしくないけど急に許されても気味悪いよ!」


「親に向かって気味悪いはないだろ。わかった。私が流夜くんの隣に座ろうか」


「ごめんなさい!」
 

咲桜が即謝ったので、ダイニングテーブルで咲桜は俺の隣についてくれた。
 

向かいの在義さんは、軽くため息をついた。


「流夜くんが赤面台詞簡単に吐くから、邪魔してもあまり手ごたえがなくてつまらないのもある」
 

……在義さんに邪魔されて、それなりに被害は被っているんだけど。


そして俺、赤面台詞とか言ってるか?