「なんか、俺面白くないかも」


志貴が拗ねた様に二人を見た。

「妬くなよ、好きなの?ゆゆちゃん」


俺の言葉に、志貴は二人を見た。


「わかんねー。


ただ、痛い。

ゆゆちゃんが、秋に触れてるのが痛い」


胸を抑える志貴がいた。


気持ちは、君のすぐ側にーー


体は、前に向いていた。