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コンコンーー


「はいっ!!」

君の声が聞こえた。


優しい声が。


「悠くんっ、どうかしたーー?」


「ご飯出来たってよ、行こう」


君の手を握る。

少し、びくつく君の手を離すなんて選択はありゃしない。


「ごめんな、愛心。

怖がらせて、悪かったーー」


君の声が私の耳の奥底を刺激した。