「総長!!!

俺も幹部辞めます‼

蛇鬼のやり方は気に食わない‼」

木戸…………。



男は、木戸に目を向けた。


「誰に向かっていってやがる‼」


震う拳。

それは、止まらない早さの拳。


「危ない‼」


君がーーーーー飛び出した。


それは、突然でだけど自然に体が動いてた。


俺は、総長から守るように抱き締めた。


総長の拳は、重い。


「真中くん‼


ごめんね。

けど、守りたかったっ」



なんで、君はこんなに欲しい言葉をくれるのか。


俺は、本当君が好きになった。