「真中くん、どうかした?」


「いや、気にしないで。行こう‼」

心配する愛心ちゃんの背中を押して、歩いた。


だけどさあ、途中気づいたんだ。


「なあ、なんかさあ………」


「ああ、わかってる」


女子二人は気づいてないけど、途中から殺気が変わった気がした。

プールに着いてから余計、変な視線を感じる。


それも、ねっとりするような嫌な視線を。