「えっ!?何!!」


志貴が慌てて、騒ぎ出す。


「ごめんなさい、なんだか一人の家に帰るのが怖くてっ」



グスグス泣く愛心が、俯く。

「じゃあ、俺ん家くる?
親父いるけどーー」


「え!!緊張する」


「大丈夫だよ、つか親父もきっと愛心に会いたいよ」


雷さんの娘さんだしな。


「じゃあ、お願いします」


君が少し、笑った。