「いやっ、離してよ!!」

私は逃げようとした。

だけど相手は男の人で、私は恐怖から青ざめた。

壁に腕を押さえつけられ泣いた。


男の顔が近づく。


ドカッーーー




何かを蹴る音がした。



「きゃっ」

勢いよく、離すモノだから私の体は投げたされた。



ガシッーーー

力強い腕が、私を支えた。



恐る恐る目を開けると、アッシュの髪をした男の子がいた。