両手に花状態で、ソファに座る理事長がいた。


なんか、ムカつく。


人が悩んでいたのに、バカみたいだ。


「愛心、帰ろうっ。


もうケンカしないから」


「ゆゆちゃん、帰ろう。


ごめんな、こいつらが……」


「愛心ちゃん、ひどいことしてごめんなさい。


ゆゆちゃん、俺はやっぱり君が好きです。

だから、諦めないことにする。」


はあ!?


諦めないことにする!?


「いや、諦めろよ‼

そこは、諦めるろ、普通っ」


そして、また揉めるし。