私達は、友達でしょう?



"離れても想ってるからーー"



嘘なの?



自分さえ、良ければ良かったの??


「星、やっぱりスタイル最高じゃん。

まじ、抱きてー」


瀬島が、私に、手を伸ばす。


「いやぁ‼

高丘のバカ。高丘なんか、嫌い!!

嘘つき!!」


私は、破れたシャツを掴んだまま、走り出した。



涙が、後ろへ飛んで行く。


「さよなら、高丘っ」



私は、あの場所から逃げた。


もう戻りたくない、と願った。