ううん。

もう大丈夫。


蒼汰が待っててくれたら私は頑張れる。


二人で笑いあうともう一度キスをした。



中2の12月17日。


私は生まれ育った町を離れて、蒼汰ともお別れをして、新しい地へ出発した。
         
        


    蒼汰との約束を叶えるために。