噴火しかけたのを心配されつつ、なんとか目的は果たせた。


と言っても、インナーを二着買えただけど、新しい世界に踏み入ったようでドキドキする。
 

昼食は混む時間を避けて少し遅めにした。


ショッピングセンター近くのカフェで食事を終えると、帰ってからの在義父さんへの話になった。
 

流夜くんは、咲桜は心配しなくていいから、と言い張るけど、やっぱり心配にはなる。


流夜くんと親しくなることを反対されてはいないけど、『彼氏』という存在に認めてくれるかどうか……。


「と、とあえず、今日は遅くはならないって言ってたから、流夜くんも一緒に行くことを伝えておくね」