「吹雪と降渡がうるさかったんだ。体面上付き合ってるんだからちゃんと行って来い、て。俺の意思が率先して付き合ってる気はなかったから、普段出入りしてる警察署に行って次の事件洗いたくて、デートだなんだもどうでもよかった」
う、うわあ……。
「彼氏最低じゃないですか」
思わず平坦な瞳になると、流夜くんは痛みを覚えたみたいな顔をした。
「やっぱりか」
「自覚あったんですか?」
「最近。……咲桜と一緒にいるようになって、相手がどういう気持ちだったかわかるようになった。申し訳ないことをしたと反省してる」
「………」
そんな風に感じてくれていたんだ。
思わず最低とか言ってしまったけど……。
流夜くんは申し訳なさそうな顔を見せる。



