朧咲夜2-貫くは禁忌の桜と月-【完】



流夜くんはある程度の距離で店の中を眺めている。


……案の定、店員さんの視線を奪いまくっているけど。


「さっき?」


「……女の人に声かけられたり」
 

今もかけられそうだけど。


「んー、どうだったかな。吹雪が慣れてるからあったんじゃないか?」


「………」
 

どんな学生だったんだ。


「吹雪さんて強いよね……」


「メンタルはな。結構病弱なんだよ、あいつ」


「そうなの?」
 

吹雪さんが病弱? 振り向くと、流夜くんは苦笑した。