朧咲夜2-貫くは禁忌の桜と月-【完】



「そうみたい。最初の頃は、みんな同じように持ってる感覚だと思ってた」


「ああ、そういうのあるよな」


「音楽系の部活とか入ろうかなとも思ったんだけど、私、耳がいいだけで演奏の才能はないみたいで。管楽器は音でないし打楽器はバチとかうまく持てなくて自分ではいい音出せなかったから、陸上にしたんだ」
 

耳がいい分、良い音を求めると、それは自分では無理だった。


「中学では陸上だったんだっけか?」


「うん。笑満と一緒」


「楽しそうだな」