その後、親の事情で地元の中学ではなく、
3つくらい離れた市に住むことになり
その町の中学に通うことになり、
もういじめられない。
中学1年の自分は安心していた。



でも、私の学生生活は楽しいのは初めだけだった。



中1の自分はまだわかっていなかった。
見た目がおとなしいくせに
目立ちたがりやで


普段から目立つ子達に、
自分の意見を言っていた。



だから、クラスメイト
いや
同学年のほとんどの人から
あまりよく思われない子供だった。



2年生の時のいじめでは
塾で知り合ったおしゃれな女の子である
友達だと思っていた子に、
「ごめんね。本当はこんなことしたくないけど」
と笑いながら言われ、
顔にテッシュを押し付けられた。


すごくショックだった。


教室での出来事だから
クラスメイトは全員いた。


いじめのグループに捲し立てられていたが
私は立ち向かっていた。
でも、
最初で最後の信用していた友達からの裏切りだった。


唯一親友と思っていた友達は
助けてくれなかったが
私はそのときは泣いて保健室に逃げたのだったと思う。



苦しかったのはそのときだけで
そのあとはもう、誰とも話さず毎日を送ることに決め込んだ。


誰とも話さなかったから、
そのあとのいじめは何も気にもしなかった。



ただ、3年生の進路で、同じ中学の子がいない学校を受けよう。

それだけを考えていた。