「桜ちゃんは仲間だからな」


仲間ーーー?


「大切な仲間だからな。

まあ、大切な子には変わらないよな」


大切な子ーーー?


「行くぞ」


君に会いに行くあいつらが、何よりもかっこいい。


クヨクヨしてる俺とは違う。


一人取り残された俺は、溶けかけたアイスを飲み干した。



そして、君を追いかけた。