お嬢様、今夜も溺愛いたします。



「お金持ちが遊びに来るような学校だって言ったけど、それは勉強の面だけ。部活の方じゃ、結構成績残してるよ」


「そうなんだ」


こんな学校だし、普通の学校みたいに部活なんてないと思ってたけど……


馬術場やゴルフ場もあるし、設備面ではしっかりしてるから、練習に励めるってことなのかな?


「ま、もし美都が入りたいって言うなら見学行く?運動部から文化部まで多種多様だし」


「うーん……強制、ではないんだよね?」


「ああ。現に俺も入ってないし……って、どけよ。邪魔」


つ、強い……


私の肩に手を置いてこようとする手をバシッと払いのけている。

いくら女の子とはいえ、顔が整ってる分、低音&睨みつけるその姿は迫力満点。


い、イケメンだっ……!!


ここに転校してくる前、つまりはお母さんたちが亡くなる前はずっと家のお花屋さん手伝ってたから部活に入ったことがない私。


せっかくの高校生活だし、いくらお金持ちの学校とはいえ、普通に楽しみたいしね。