お嬢様、今夜も溺愛いたします。




「単刀直入に言うけど、
また俺と付き合ってよ」


「………」


予想なんて簡単にできた。


絶対言われると思ってたそれに、もちろん頷くはずがない。


というか笑った顔すべてに憎悪しか感じない。



「ばかなの?
誰があんたみたいな最低男とまた付き合うと思う?そんな人がいたら見てみたい」


にこりともせず、ただ淡々と述べる私。


無表情、クール、冷たい。


容姿だけ見て告白される。

名前も知らない、顔も見たことないほどの他人に。


そんな十夜さんの気持ちが今はよく分かる。



外見と、

「私が皇財閥の孫だって、お嬢様だって分かったから、来たんでしょ?」