お嬢様、今夜も溺愛いたします。



「真正面から見るのもたまんないですね。いつも上目遣いになってるのもめちゃくちゃ可愛いですけど、これもすごくいいです」


「っ、」


「好きでもない女を接待したご褒美を下さい」


「ご、ご褒美って……」


「存分に、お嬢様に甘えさせて下さいね」


「っん……!」


耳にキスが落とされて、十夜さんは目を細めて私を見る。


「はー、たまんない。
ほんっとかわいい」


「十夜さん……っ」



「お嬢様、ご褒美のお時間です」


ぎらりと光った目は獰猛で、鋭い眼差しに全身がぶるっと震えた。