「真正面から見るのもたまんないですね。いつも上目遣いになってるのもめちゃくちゃ可愛いですけど、これもすごくいいです」 「っ、」 「好きでもない女を接待したご褒美を下さい」 「ご、ご褒美って……」 「存分に、お嬢様に甘えさせて下さいね」 「っん……!」 耳にキスが落とされて、十夜さんは目を細めて私を見る。 「はー、たまんない。 ほんっとかわいい」 「十夜さん……っ」 「お嬢様、ご褒美のお時間です」 ぎらりと光った目は獰猛で、鋭い眼差しに全身がぶるっと震えた。