「だ、大丈夫なんですか?
抜けちゃっても……」
「構いませんよ。
私がいなくとも、お店は成り立ちますし」
そうなのだろうか。
十夜さんが出ていくってなった途端、急に周りの女の子たちが冷めたような……
「そんなことより、さっさと出ましょう?
私ははやくお嬢様とふたりになりたい」
「えっ!?」
急にポンっとさっきの、一色さんと月菜さんの言葉を思い出した。
「確認、してみます?」
「へっ?な、なにを?」
教室を出ても廊下でも、十夜さんが歩く度に悲鳴が上がる。
けれど十夜さんは一切視線を向けることなく、私の肩を抱いて廊下を歩いていく。
「ど、どこに行くんですか……?」
「人気のないところ、ですかね」
「はっ?」
「ちゃんと確かめないと。
私がエロいのか」
「っ〜!!」
顔、真っ赤ですよ?
なんて楽しげに耳元で囁かれる。



