お嬢様、今夜も溺愛いたします。

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「美都！また明日な！」


「美都ちゃん、また会おうね！」


「今日はありがとう2人とも！
界さん、また一緒にご飯食べましょうね！」


あの後みんなでディナーを楽しんで、ホテルの前で解散した。


この後連れていきたいところがあると十夜さんに言われ、リムジンに乗り込んだのだけれど。


「あれ？おじいちゃんも一緒に行くの？」


「まあな」


私、十夜さんが座る向かいの席に、帰るとばかり思っていたおじいちゃんがシートベルトをして座っていた。


「お久しぶりです、旦那様」


静かにリムジンが発進したところでにこやかに話し始めた十夜さん。


なんでだろう。


この2人が話す時って、いつもピリピリした空気がある気がする。