涙に逢うまでさようなら

十四人の判定は、普通にいいと思うとのことだった。

ただ、おとんさんとここさんから「コースターをもっと目立たせた方がいいと思う」との助言があり、そこを少し変えたくらいだった。


十四人が帰ったあと、エプロンを着用したわたしとなっちは店員として店に入った。

エプロンは、看板と同じ茶色地に水色で雑貨屋HEROと書かれたものだ。

看板に使ったひまわりは、ポケットの部分に使った。

エプロンも季節によって変えるつもりでいる。

デザインは全て看板と同じだ。


「どうしよう、エプロンしてるのに全然店員になれない」

「みさっちは店員以前に社長だからね?」

「でも……」

「社長しっかり?」

「商品に魅力を感じてしまう自分がいる……」

「まあわかるけどさ」とレジにいるなっちは苦笑した。

「ほら、亜美さんやお菓子さんが作ったこのバッグたちなんて絶対手作りだと思わないでしょ。

みいぽんさんやちいたんさんが作ったヘアアクセも。

しいさんとマミーさんのネックレスも、あきっちょさんとここさんのブレスレットやアンクレットも。

りりいさんと姉御さんが作ったピアスとイヤリングもそう。

静子さんとおとんさん共同開発の匂い袋なんて素敵すぎじゃない?」

わたしの言葉に句点がつく度、なっちはうんうん、とかはいはいと雑に流した。