きみとなら、雨に濡れたい




それから友達関係がはじまって、千紘くんのことを知れば知るほど、魅力的な人だと思いました。

頭がいいのにそれを周りに自慢したりしないし、良いところがたくさんあるのに何故か自分に自信がない。

それでも、人を思いやる気持ちに溢れた人で、誰よりも優しい千紘は、私の初恋の人でした。


初めて好きになった人と付き合えたなんて、私は本当に幸せだったと思う。

色々な人に支えられて恵まれた人生だったけれど、千紘くんに出逢えたことが私にとっての一番のプレゼントでした。


千紘くん、私に恋を教えてくれてありがとう。

私を彼女にしてくれてありがとう。

千紘くん、とてもとても大好きでした。


そんなかけがえのない大切な千紘くんに、私からひとつだけお願いがあります。


私の妹のことです。

妹は千紘くんとよく似ていて、ナイーブで感情を表に出すのが下手な子です。


妹に甘えてばかりの私が唯一、姉らしいことをしてあげられるとしたら……それは、妹を千紘くんに会わせてあげることだと思ってる。