きみとなら、雨に濡れたい




雨はやっぱり私を責めているように激しく降っていた。バシャッバシャッ!と、私は水溜まりを勢いよく蹴る。

制服が雨に濡れるたびにずしりと重さが増していく。


ねえ、美憂。

私たちは本当になんにも似てないね。

美憂は周りをいつも笑顔にさせてたっていうのに、私は笑顔を奪う天才かもしれない。

ごめんね。あの日もそうだった。


『あれ、高木さん』

それは美憂がいつものようにうちに遊びにきて、私はコンビニに用があるからと一緒に外を歩いていた時だった。

道の途中で声をかけてきたのは美憂と同じクラスの人たち。男女四人で、どうやらカラオケに行ってきた帰りのようだった。


『偶然だね!今日は小暮くんとデートじゃないの?』 

『会うのはいつも日曜日だから明日だよ』

『そっかあ。本当に仲いいよね』

私はもちろん会話には入れないので、一歩下がった場所で会話を聞いていた。すると、おのずと美憂の友達の視線は私のほうへと向く。


『えっと、友達?』
 
なんだか癇に障る聞き方だった。