遂に来た放課後。


裏口に行けば三人。

いたいた。

「よお、早かったな‼ほら乗れよ」


何気なしに、当たり前にそう言えば普段通りゆめが隣に来た。


「おい、なんでゆめが隣にいるんだよ。

ゆめは、後ろに来いよ」


佐倉くん、怒ってます。


「隣が野郎じゃ、面白くないし神崎はここなっ」



俺の隣は、ゆめしかいらない指定席。


だけど、知らない佐倉は喚く喚く。