「私ご飯食べたことない」



「はああ!!?何いってんだ、お前。


もしかして倒れたのはーー」


うん、そうだよ。



私、ご飯食べれない。




「私ね、拒食症なんだーー」




毎日、飲み物だけしかいらない。

食べ物なんていらない。


だって、吐いちゃうもん。


「俺、雨宮透。

お前の体が、回復するまでここに置いてやる」


彼はそう言った。