「私が今こうして生きていけるのは、佐倉の家族の支えが、あったから。

だけどいつまでも甘えてられないって、私は高校入学と同時に、家を出た」


"ゆめちゃん、大丈夫なの……?"


ねえ、おばさん。

私は大丈夫だよ。


ううん、大丈夫って思わなきゃ孤独で死んでしまいそう。


"また、遊びに来てね"



はい、また来ます。


会いに行かなきゃ、心配するから。