「おはよう、ゆめ」


「ゆめちゃん、おはよ~」

朝クラスへ行けばいつもの如く、囲まれるゆめに溜め息が出る。


カバンを置いてゆめを見れば、クラスに溶け込むゆめがいた。


まだ、まだ人気が衰えることはない。


「やっぱり、ゆめちゃん可愛いよな。

佐倉、お前いいな。
幼馴染みとか」


全然、幼馴染みで良かったなんて思ったことはない。


だって、相手にされてねーし。