「大丈夫か?」


心配そうな先生の目が、私を見た。


「先生、ありがとうございます」

収まらないドキドキ。

先生は、私の手をぎゅ、と握った。


「ゆめは、危なっかしいからな。

離すなよ」



先生なのにーーーー


先生なのにドキドキする。