「いい空気の中悪いんだけど、俺も頑張ったんだけど……ゆめちゃん」


そうだった。

志水先生も、頑張ってたのにーー


ついつい透の甘い雰囲気に乗せられ、流されるとこだった。



「志水先生、助けてくれてありがとうございました」



「ん~、じゃあ分かった。

ご褒美ちょうだい。

ほっぺにチューして‼」



ほっぺにチュー!?


「あ、いえ………それは」


困る私は透に助け船を出した。


「清隆、調子に乗るな‼

ゆめは、俺の!!」


そう言い透は、私を抱き締めた。