トイレから出た私は、強い衝撃に顔を歪めた。

気を失う寸前見えたのは、ニヤリ、と笑う浅野くんだった…………。



ーーーーー


目を覚ました時、私は何もない教室にいた。


空き教室のようだ。


「何ここーーー」



「目覚めた?
その首妬いちゃうな。

同じように着けてあげようか?」

浅野くんが、私に近づいた。

い……………や。


怖い、透、助けて…………。