「ねえ、ゆめちゃん。


みんなが気になること聞いていい?」


学級委員の井上さんが、私の机に来た。


「何?」


なぜか、みんながこっちを見てる。


「首の赤い痕なんだけどーー」


言いながら井上さんは、赤くなる。


「首?私、首になんかついてる?」



私は本当に知らなかった。


「その~首の痕、キスマークだよね?


ゆめちゃん、彼氏居たの?そりゃゆめちゃん可愛いし居て当たり前だけど、みんなが気になるって、私代表したの。」


「うん、彼氏いるよ。つい、最近出来たの」



「「「マジか~、俺らのゆめちゃんが!!」」」



いきなりの大声にびっくりしまう。