はぁぁぁぁ

お風呂に入ってるのに、リラックスできない。

何で、抱き枕…

主任だったら、喜んで抱き枕になってくれる人、いっぱいいるでしょうに。

みんな、見た目の良さに騙されてるけど、あの人、ほんとに変だよ。




私が、お風呂から上がると、

「じゃ、俺も風呂入ってくる。
遥は俺のベッドで待ってろ。
寝ててもいいぞ。
くくくっ」



なんか、ドキドキする。

この前は気づかなかったけど、主任のベッド、主任の匂いがする。

私、何でこんな事、してるだろう?


「お?
遥、起きてたか。」

主任は私の後ろからベッドに入ってきた。

後ろから腕が伸びてきて、ぎゅっと抱きしめられる。


どうしよう?

ドキドキが止まらない。

私、この状態で寝られるの?


「くくくっ
お前、緊張してる?」

「この体勢で緊張しないわけないでしょ!
そう思うんなら、離してくださいよ。」

「やだ。
遥、気持ちいい。」

主任は、私の背中に顔を寄せて貼り付く。


どうしよう!?

どうしよう!?

どうしよう!?

ドキドキが止まらない。





だけど、疲れが溜まってた私は、気づくと、ぐぅぐぅ寝ていた。