「皆...っ!!」

柊斗の手を払い除け、怪我した人たちに駆け寄る。

「信長様、皆!大丈夫ですか!?」

「ああ。だが、力が入らん。」

信長様は倒れて動けていない。

「柊斗...。お願いやめて。」

「はぁ、そろそろネタばらしとしようか。
お姫様。お前の両親を殺したのは俺だよ。」

「何...!?」

渚月は絶望に落ちたような顔だった。
私は...何も言えない。

「あいつらは俺が魔神の石を持っていたことを知っていたんだ。だから、びびと俺を遠ざけた。
俺の計画に邪魔だったんだよ。な?びび。

殺したのは俺だ。」