「信長様...?」

「きゃあ!」

すぐ側にあった布団へいきなり押し倒された。
気づいた時には両手が頭の上で束ねられていた。

「ど、どうされたんですか?」

「貴様にひとつ命を下す。
俺に貴様の心ノ臓を寄越せ。」

何を...言ってる...の...?

「これからは俺の許可なく勝手に死ぬ事は許さない。
俺の元から離れるのもだ。」

「あなたは人の命を簡単に奪うのに私には死ぬなと仰ってるんですか?」

「そうだ。」

「どうして...。」