手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~


やがて夕方になると、お母さんが仕事から帰って来た。


「あら、希望帰ってたの? 今日は早かったのね!」


「うん、ちょっとね……」


私があいまいに返事をすると、お母さんは心配そうに私を見つめた。