手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~


「お~ま~た~せ~! 愛子がつれてきたよ!」


愛子ちゃんが丸野さんの手をひいてきた。


「ええと……その……」


丸野さんはかなり戸惑っていた。


「じゃあ早く行きましょ。お腹すいたわ」


姫宮さんが言った。


「で、でもいいんですか……? 私、その……同級生とお店で食事なんて……行ったことないですし……その……」


丸野さんはボソボソとした声で言った。


「ええ? じゃあ愛子達とが初めて!? きゃー、優しくしてあげるね~! 丸ちゃん!」


「ま、丸ちゃん……?」


「丸くて可愛いから丸ちゃん! 愛子がつけたんだ!」



戸惑っている丸野さんと比べて愛子ちゃんはにこにこしていた。