手のひらの天秤 ~究極の選択ゲーム~


「和希って誰よ?」


「っ……!!」


「ちょっと、希望!?」


お母さんの言葉に、私は急いで二階に上がった。


「そんな……!!」


二階の和希の部屋はまるで物置のようになっていた。


和希の勉強机も、ベッドも、棚も、ランドセルも、
全部、消えてしまっていた。